ゆみこの美肌奮戦日記(1)

★重度アトピーに苦しんだ27年間★
 重度のアトピー性皮膚炎改善ライブ日記
 この日記は今現実に起きている事実です。

[2005年8月10日]

今日から日記を始めます。よろしくお願い致します。  

お手入れ開始から丁度5ヶ月経った状態です。

現在特にお手入れをしているところは、顔、左肩から腕にかけて、両手全体、左ふくらはぎ。

顔・・・パンパンには腫れなくなり、部分的に湿疹が出てリンパ液が少し出る感じ。全体的に赤い。

左肩から腕・・・シートをしていない時は皮膚が全体的に乾燥して、表面が固まって突っ張る。さわり心地といい、蝋を塗って固めたような感覚がある。

とても動かしづらくて、それでも生活の中で必要最小限に動かしているうちに、所々表面がひび割れ、割れた端の皮膚がペリペリと剥がれそうな感じ。

この状態でシートをして就寝、今朝外して見てみると、皮が白くふやけている。そこでローションコットンでゴシゴシすると、一枚の膜が途切れることなくヨレるような感じで、大きく皮がむけていった。

今までは消しゴムのカスのようなポロポロとした取れ方だったんだけど、最近はこんな風な剥がれ方をする。
これがいい事なのか悪いことなのかはわからない・・・。ゴシゴシした後はもちろん赤くなる。
でもそういえば、腕は最近、リンパ液が前ほど出ないような・・・?

両手・・・この頃、「白くなってきた!」と思う日と、「うわ、また赤くなった;;」と思う日が交互に来る。
しかも痒くて痒くて、叫びそうになるくらいで、どうしようもなくなる時がある。そういう時は決まってリンパ液が全体的に滲み出て、皮膚がブヨブヨしていて気持ち悪い。今日はそんな状態の日。
これが次の日には表面がひび割れて、数日かけて皮が剥がれていくのだ。

左足ふくらはぎ・・・一番新しく反応した部分だけあってリンパ液の量も半端なく多い。
シートを巻いて机に向かって仕事をしていたら、足元がまた水溜りになっていた。
腫れは先月末から比べると、多少引いてきた。
でもまだ右足と揃えて見てみると太さは全然違う。
大量のリンパ液が出始める前兆として、すさまじい痒みが襲う。このところ、ずっとこのパターンだ。

[05/8月11日]

手の皮が剥がれ始めた。
こういう時は激しい痒みというよりは、ムズムズした感じがある。
つい2日前くらいに、手のひらの生命線のシワに沿って2センチくらい切れて、手を広げられずに痛かったのだが、今日になって跡形もなく治っていた。
していたことといえば、ゴシゴシは痛かったので、ローションをコットンでトントンと傷に染み込ませ、その後にジェルを塗っておいたくらい。

お手入れを始める以前といえば、こんな風に出来た傷は本当に治りが遅かった。
それが今、ものの数日で消えてなくなるとは・・・・??
お手入れで肌の入れ替わりのスピードが上がっているからかな?
そういえば、小さい湿疹は24時間以内でなくなっているということがあった。

あの時は「きっと気のせいだ」と思っていたけど、やっぱり本当だったのだろうか??
全体的に見ただけでは全く分からないが、よくよく細かいところをじっくり見ると、数日・数時間レベルで回復、ということが起きている。
それが積み重なって本当の改善になるのだろう。
私だけはちゃんと改善出来ていないかもしれない、とたまに不安を感じることもあるけど、こういう部分を発見するとあぁ良かった・・・と嬉しくなる。

[05/8月13日]

顔が腫れなくなってから、最近は家族に普通に顔が見せられている。
最高にパンパンの時期を誰にも見せていないこともあり、家族は特にコメントもなく普通だ。
しかし手や腕はずっとシートとラップの私を母がチラっと見て「一番弱い薬を塗れば少しは楽なんじゃないの?強いのさえ使わなければ大丈夫でしょう?」と言った。

「その積み重ねがこうなるんだよ」と返したが、このやり取りはもう数え切れない。
両親にアトピーはない。兄弟にもない。親族にすらなく、完全に私だけ。
だからこのつらさは、可哀想とは思っても、普通の人は感覚として理解は出来ないのだろう。

親族の集まる場では、私は昔から決まって「可哀想」の視線の対象だった。
薬を塗りさえすれば「治る」という考えは、まだみんなが持っている。それは仕方の無いことだと思っている。

親には時間をかけて説明もした事もあったが、やはり難しいようだった。
でも、理解されないからといって腹が立つわけではない。
ただ、自分がこういう状況にあることで、心配を多大にかけてしまっていることは申し訳ないなぁと思う。
薬の怖さは、自分の身に降りかかっていなければなかなか分からないものかもしれない。いつか分かってもらえればいいな。

[05/8月14日]

手と指が痛くて普段の生活の中で何かと不自由していたが、最近は日1日と、亀の歩みではあってもふとしたことで良くなりつつあるのを感じている。
以前は手のひらの皮が薄くて絶対出来なかったペットボトルのフタ開けが、布などをフタに巻きつければ自分で開けられるようになった。

まだ完全に素手で、というまでは少しかかりそうだが、私にとっては大きな進歩。とても嬉しい。
指も10本ともにシートを巻いた状態でローションやジェルの水分を与えていないとすぐ乾燥して曲げづらかったが、指によってはシートが無くても日中は過ごせるようになってきている。

時々、乾燥してきたと思えばローションでパッティング&ジェルを補給。
これで事務作業を始めとする日頃の生活が随分としやすくなった。
以前は何気なく出来たことが出来なくなってしまってからというもの、手が使えることの有難さを、本当に実感している。

[05/8月15日]

左足ふくらはぎが反応してから約2週間と少しが経ったと思う。
腫れは当初に比べると引いている。

一番最初は、体用のセラミックシート丸々一枚を巻いても、ふくらはぎを一周分覆い切れず、まだ10センチくらい幅が足りなかったほどすごかったが、今は1枚で丁度巻けるくらいまでおさまっている。
それでもまだ普通に考えるとすごい太さだけど(>_<) 階段の昇り降りは、以前は一段ずつ両足を使わなければ出来なかったが一段を一歩で出来るようになった。 依然として痒みの後にリンパ液が滴り落ちているが、これが改善へ向けて必ず通る道なのだと受け入れている。 悪いものを外へ運び出してくれるというリンパ液。 その色といい臭いといい、なかなか歓迎しがたい存在ではあるが、大きな役目を担ってくれているのだ。うまく付き合っていきたい。 ——————————————————————————– [滑川から一言]
セラミックシートをきちんとするようにしましょう!!ね。そしてSOD・お食事・お水を忘れないようにして下さいね